月曜日, 10月 10, 2016

コンテストナイフ28の作製記 22

さて、今日は、またコンテストナイフの続きです。

前回でブレード(刃)のベベル(刃面)が大体削り終わったので、ここからベベルストップ(刃面の柄側の終点)の仕上げの成形をしていきます。
前にも書いたと思うのですが、今回のナイフは柄とブレードを一体化させる様に、ベベルストップの曲面をそのまま柄に受け継ぐ様に成形します。
言葉(文章)では判りづらいですよね。
百聞は一見に如かず、何枚か先の写真が判りやすいと思うので、もうちょっとお付き合いください。

さて、柄とブレードをぴったり合わせた状態で削らないと、後でズレることになるので、しっかりと固定して削りに入ります。
まずはイモネジで固定しますが、ここでイモネジを変更。
普通のイモネジからステンレス製のイモネジに交換です。


では、続きは下をポチッとな!。

続きです。
イモネジで固定しているのは根本(柄尻)の方だけなので、ブレード側が多少カタカタ(ほんの気持ち)しますので、このまま削ると、後で絶対段差を生じますから、先端をクランプで押さえます。最終的には接着剤で固定しますよ。


この状態で削っていきます。
ブレードのベベルストップを丸ヤスリで、こんな感じに柄とブレードを自然な?曲面で繋げるように削っていきます。


この削り…結構大変な削りなんですよ…。
刃の所はカーブにするための余裕がありますが、刃の背側はアールにする距離が足りなくなるので、柄材の方にアールを移す様に削りを入れていきます。
文章では判らないですよね〜。
けど、良い写真が撮れないんですよ…。
この後の工程と最終的な完成の写真を見て頂ければ判るかな?。
ここはもう少々お待ちください。


さて、ここまでの段階でブレードと柄材、こんな感じですよ。
ブレードのベベルストップのところ、前回の写真と随分違っているのが判りますか?。
前回の写真はコチラ。


さて、ここでモックアップから採寸します。
大体のイメージはモックアップでできているので、モックアップの要所要所の寸法を取っていきます。


で、その寸法のところに卦書き線を。
今回のナイフはシンプルな形?なので、そんなに多くの卦書き線を引く必要はありませんでした。


柄尻のところだけではなく、全周に卦書き線を引いていきます。


さてさて、ここで気になる計量です。
柄は前回の計量より約30gほど軽くなっています。


そして、本体(ブレード)と組み合わせて計量。
とうとう500g近辺まで来ました。
もうちょっとで500gを切りますね。


ではでは、今日はこんなところで。

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